マイホーム購入は計画的に!失敗しない為の4ステップ

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4.住宅ローンについて考える

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借りられる額と返せる額は違う

住宅ローンは、それ以外にローンが無ければ最大で年収の7倍までが借りられる目安になっているようです。しかし、借りられるからと言って、その額が本当に返せるかどうかはまた別の問題です。

例えば年収500万円の人が7倍で借りた場合、3500万円借りられる計算になります。2017年2月現在、三菱東京UFJ銀行の全期間固定金利が1.32%となっています。これを35年の返済期間で返そうとすると月々の支払いが10.4万円になりました。

この額を見て、どうでしょうか?今の家賃と大差ないから大丈夫と思われた方、ちょっと待ってください!家を建てたり購入すると、このローン以外にもかかるお金があることをお忘れではありませんか?

例えば、マンションであれば、管理費や修繕積立は絶対に掛かる費用です。車所有の場合は駐車場がかかる場合もありますよね。それに、家を所有すると固定資産税も支払わなくてはなりません。場所にもより金額はピンキリですが、だいたい平均で2~3万円くらいが住宅ローンに上乗せされての支払いになるのです。

また、お子さんが小さいうちはいいですが、大きくなるにつれて、学費や生活費も上がってきます。そうなった時にも月々住宅に支払う金額は子供が小さかった時と同じだけかかるのですから、余裕ももって住宅ローンを組んだ方が無難でしょう。

巷では、住宅ローンシミュレーションが出来るサイトやアプリが沢山あります。出来れば、月々の返済額を(低めに)決めて、その返済額ならどのくらい借りられるのかを計算してみてください。その金額にあった家が身の丈に合った家だと言えるでしょう。

ローンシミュレーション:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】

支払額シミュレーション | SUUMO(スーモ)

金利の違いを知ろう

住宅ローンを組む場合には必ず金利が発生します。金利は大きく分けて2つに分かれています。

変動金利

変動金利は、その名の通り金利が常に変動します。常にと言っても見直しは半年に1度で、返済額の見直しは5年に1度になります。金利が上昇し返済額が上がったとしても、その上限は1.25倍までと定められています。

短期固定金利

短期固定金利には3・5・7・10・15・20年で選んだ年数だけ選んだ時の金利が適応になります。期間が終わった後は再度金利を選ぶことになります。

期間は銀行によってさまざまですが、だいたいどの銀行でも選べるものとしては3・5・10年金利が上げられます。

全期間固定金利

全期間固定金利とは、その名の通り契約した機関の金利が適応され、払い終わるまで金利が変わらないものになります。

フラット35という名前は聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、これは35年間の固定金利の商品で、金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している住宅ローンになります。

民間の金融機関は、住宅ローンを組む際に団信の加入が必須条件ですが、フラット35は団信の加入が任意で選べます。

2017年現在は超低金利の時代と言われています。しかし、これか5年後10年後にどうなっているかはわかりません。長期間で借りるものですから、目先の金利だけではなく長い目でみて自分にあった金利を選べるといいでしょう。

住宅ローンと諸費用

家の購入や住宅ローンを借りる際に諸費用が発生します。

家を購入したり建てたりしたときに掛かる全ての諸費用が

■新築物件では、物件価格の3~7%
■中古物件では、物件価格の6~10%

とされており、物件の金額や住宅ローンを組んだ金融機関によっても差がでてくるようです。

最近では、この諸費用も住宅ローンに含めて借りることが出来る金融機関もあるようですが、安易にローンの額を増やしては、後々の返済に響く可能性もあり、オススメできません。できれば、頭金が用意できなかったとしても、諸費用くらいは現金で出せるように頑張りたいところです。

また、諸費用の一部は自分で手続きをすることで、節約できる場合もあるようです。勉強は必要ですが、時間がある方は是非トライしてみるのもいいでしょう。

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夢のマイホーム!6つの方法で諸費用を節約しよう!

大きい買い物だからこそ、慎重に

いかがでしょうか?なんとなくマイホームがほしいな~と考えてはいても、何からしていいかわからない!と思っている方もいらっしゃると思います。

大きな買い物ですから、すぐに購入予定がなくても時期に購入したいという方は勉強がてら、自分が今借りられる金額はいくらなのか調べたり、住みたい土地を絞って、その土地について下調べをしたりしてもいいと思います。

自分や家族が納得できるマイホームが持てることを心より応援しています。

(私もがんばります!)