去年の夏、帰省先のペットショップでオカヤドカリ釣りなるものを発見した息子たち。当時釣に激ハマりしていたこともあり、絶対やりたい!と言い出した。
孫に激アマなばあばは勿論快諾して1回300円の釣を1回ずつやらせてもらう事に。
釣りスタイルは割りばしにポップコーン。そう、ヤドカリはポップコーンが好物なんですって!長男は1匹釣ることが出来ましたが、次男は断念。すると、スタッフのお姉さんが何を思ったか、2匹もプレゼントしてくださいました。
合計で3匹のオカヤドカリ…これ、飼うの??
とりあえず夏に購入したオカヤドさんたちが我が家にやってきて半年、真冬の今も元気に過ごしてくれているので、飼育方法や越冬の方法などをお伝えしたいと思います。
Contents
オカヤドカリの飼育方法は?
オカヤドカリは基本的に丘の上で生活します。脱皮は砂に潜って行うため、多めの砂が必要になるそうです。
エサは釣りの時に使用したようなヤドカリ専用のポップコーンや金魚のエサのような固形で粒上のエサなどを購入する他にも、基本的に雑食なのでレタスや小松菜などの葉野菜や魚肉ソーセージなどを食べてくれることもあります。
オカヤドさんはとても小食なので、1度に多くのエサを入れてしまうと腐らせてしまう可能性があるので、ちょっとずつあげた方がいいと思います。
うちのオカヤドさんたちは圧倒的にポップコーンがお好みのようでポップコーンは減りが早かったですが、他の食べ物だと無くなるのにとても時間がかかるか、最悪食べずに腐らせてしまいました。お水はよく飲むので我が家ではカルキを抜いた水道水をこまめにあげています。
また、オカヤドさんは乾燥すると呼吸が出来なくなるらしいので、こまめに霧吹きなどで湿度を保ってあげる必要があります。水浴びなどもするようなので、プールを設置してあげるとよいという情報も!
また、暖かいところに生息している生物なので、寒さも大敵です。
飼育するのに必要なもの
オカヤドさんたちがきて間もない頃は、最初に購入した飼育セットだけで事足りると思っていたのですが、段々と不安になり、自宅に帰ってから色々と買い足すことにしました。
・ケース
最初は30センチのケースに入れていたのですが、3匹に対して30センチでは手狭になるという事だったので、60センチにサイズアップ!案の定、貝殻の住み替えをしたり脱皮をしたりで大きく成長する中で60センチがちょうどいいサイズになりました。これからもっと大きくなると1匹で60センチは必要になるんじゃないか?!と不安ですw
・サンゴ砂
ケースを多くしたため、砂が足りない!&脱皮に十分な砂を確保するために4㎏買い足しました。脱皮時にはオカヤドの大きさの2倍以上は最低でも砂があった方がいいという事だったので、脱皮できるように一部分の砂を盛り上げるように設置しています。が、1匹は浅い方で脱皮していた模様です(;^ω^)
サンゴ砂には小粒のものと粗目の物がありますが、私はミックスして使っています。
No.36 Coral(サンゴ砂) スモール 9リットル(60cm水槽用) お一人様1点限り 関東当日便
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・植物
オカヤドさんたちが隠れて休むようにと思って流木と葉っぱを購入して入れてみました。が、葉っぱは美味しかったらしくて1カ月ほどでほとんど食べつくされて残りは腐ってしまいました(;’∀’)
隠れ家にもなりますし、登ったりするのが好きなオカヤドさんの為にも流木くらいは用意してあげた方がいいかのしれません!
・海水の素
やはり海の近くに住むオカヤドさんなので、海水で水浴びしたり海水を飲むこともあるということで、購入しました!1L作って6カ月は余裕でもつくらいの使用頻度ですが、夏場はよく海水で水浴びしていました。
スドー 海水の素 1L用
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・海水プール
海水を入れる入れものはセリアの小鉢?あまり深いと溺れてしまうので、浅めのものを選びました。お魚の形をしていて可愛い♡
・エサ
うちのオカヤドさんはとにかくポップコーンなら食べてやるぜ!という感じだったので、ポップコーンは常備しておいて、たまに葉野菜や最初のセットについていたオカヤドランチというエサを与えています。
YD−83 ヤドカリの主食【RCP】
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・パネルヒーター
→こちらは越冬するには必要になってくると思います。私は60センチのケースの側面にピタリ適温という商品の3号サイズを設置しています。真冬は家が古く極寒なので、暖房をつけていない夜はケースの温度計が19度を下回っていますが、ヒーターの近くに身を寄せたり、砂に潜ったりして寒さはしのげているようです。日中エアコン22度稼働で室温20度、ケース温度は22~23度を維持していて、この時には結構活動しています。
みどり商会 ピタリ適温プラス 3号 爬虫類 両生類 パネルヒーター 保温 関東当日便
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パネルヒーターはケースの下に引いてしまうと水分の蒸発が激しく、すぐに乾燥して呼吸困難でおかやどさんたちがお亡くなりになる心配があるので、側面か蓋の部分に設置するのがよさそうです。
※ちなみにオカヤドさんの絵が描いてあるドーム型の温まる商品があるのですが、あちらはオススメできないと、各所にかかれています。理由は、ケース全体が温まるわけではないことと、ドーム内に入り温まることで脱水しやすいという事でした。
勿論、ピタリ適温を利用していたり、家の暖房などでも空気は乾燥してしまうので、こまめに霧吹きなどで保湿してあげることをオススメします!意外に夏場よりも水の減りが早くてビックリすることもしばしばですので。
飼育にかかる費用は?
結局、大きいケースや装飾?などを行うにあたって合計で8,000円くらいかかりました。植物などを買わなければもう少し抑えられたかな?
エサについては小食なので、そこまで費用の負担になるよなことはありませんし、何でも好んで食べてくれる子だったら夕飯に使う葉っぱをちょっとちぎってあげたり味を付けてないささみなどを茹でたものをあげても食べてくれるかもしれません。
霧吹きや飲み水も水道水を1日置いてカルキが抜けたであろうものを利用しています。カルキは、オカヤドさんの成長に良くない成分のようなので、なるべく淹れたてのお水はやめてあげた方がいいかもしれません。
海水の素も100円ちょっとで購入可能で空のペットボトルに素と水道水を入れてフリフリしたものを利用します。上にも書きましたが、半年で1L1本無くなっていないので、こちらもそこまで経済的負担にはならないでしょう。
水槽のお手入れ方法は?
オカヤドさんたちは小食のわりに出すものは出します。ウンチの形は細長くて太めの糸?のような形で硬めです。見つけたらピンセットなどで取るようにしています。隠れ家や流木のを持ち上げると大量のウンチが隠れていることがあるので、要チェックです!
水槽自体は夏場はサンゴ砂が黒くカビっぽくなっていたので週1くらいで洗っていました。が、それ以降カビも目立たなくなった(と思う)ため、ケースやサンゴ砂は洗っていません(;^ω^)
冬場はサンゴの砂を乾かすのも一苦労ですし、なんせ60センチのケースの1/3程入った砂をもち上げるのは一苦労。水なんて入れた日にゃ重労働です。
腰など壊されないように気を付けて洗ってくださいね。
ケースを洗う時の注意点
ケースを洗う時、勿論オカヤドさんたちは別の場所にお引越しをしている状態だと思いますが、ここで注意してほしいのがオカヤドさんたちの居場所!
これを浅い入れ物や蓋のついてない入れ物に入れると、オカヤドさんたち脱走の名人なのでいなくなるかもしれません。
実際、私も一度やっちゃいましてね。深めのバケツに入れて尚且つ2歳児に見張りを頼んで私も目の届くところでケースを洗っていたのですが、洗い終わってみると、1匹いない!そう、バケツに流木も入れてしまっていて、そこを登ってまんまと脱走したんです。
もう焦って家中探しました。全然見つからない上に途中で上の子のお迎えの時間になってしまって、見つからないまま家を空けたんですが、その時にオカヤドカリは夜行性だから暗い方が好きかも。と思って家を真っ暗にして出てみたんです。
子ども引き取って慌てて家に帰ったらソファーの近くに身を潜めているオカヤドさんを発見!それまでどこに居たのかしりませんが、隙間だらけの我が家なので、出てきてくれなかったら死んじゃってたかもしれないと思うと恐ろしいです。
なので、絶対にケースを洗う時は上に蓋をするなどして対策万全で挑むことをオススメします。
オカヤドさんはビビりやさん
オカヤドカリは基本的になつくことはありません。どちらかというと構われたくないタイプで、触るのは勿論、水槽をのぞき込むだけでも殻の中に隠れてしまいます。
そういう行為はかなりストレスになると思うので、触るのは水槽のお手入れをするときなど、必要最小限に抑えてあげた方がいいと思います。
丁寧に可愛がってあげればオカヤドカリの寿命は10年~20年とも言われています。長く共同生活を送るためにも、快適な飼育環境を心がけてあげたいと思います!