もうすぐ確定申告の時期ですね。前回、還付申請についてお話ししたのですが、今回は少し別のお話しになります。
確定申告で納税が必要な人とは？
最近は、インターネットが普及してネット上でもお小遣い稼ぎが出来る時代になりました。サラリーマンの方もお小遣い欲しさにネットオークションをしてみたり、株やFXで利益を上げたりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか？
しかし、ちょっとお小遣いが欲しくてやっているその行為でも、ある一定額を超えると所得税がかかってしまうのをご存知ですか？
副業でも、ネットで利益を上げている人
実際に副業であれば、年間20万円以上の所得がある方は確定申告を行う必要があります。副業の時には主に雑所得として申告すればいいと思います。ちなみに所得とは、副収入で得た総合的な収入から必要経費を引いた金額【所得＝収入－経費】のことを言います。
経費というのは、その副業で収入を得るために使った費用のことを示します。自宅でネットを利用して副業している場合は、通信費の一部や電気代の一部、家賃の一部なんかも経費として認められる場合があります。
また、ネットオークションの場合は税金がかかるものとかからないものがあり、使わなくなった私物を売る場合は売上として計上しなくてもいいようです。
しかし、日常的に使うものであっても、継続的に利益を出していたり、最初から売る目的で調達してきたものに対しては税金がかかるようなので注意が必要でしょう。
ネットオークションでは【仕入れの費用－経費＝所得】になります。経費には、仕入れに使った交通費などが含まれるでしょう。
国税庁はネットで利益を上げている人たちの調査を積極的に行っているという話を聞いたことがあります。知らなかったでは済まされないことにならない為にも、きちんと申告を行うようにしましょう。
次は主婦の注意点と節税方法…
ネットで在宅ワークを行っている主婦も注意が必要！
最近では主婦の方でも、空いた時間を利用してネットでお小遣い稼ぎをしたり、家計を助けようと頑張っていらっしゃる方も多いと思います。そういう方も、私は専業主婦だからでは済まされないことがあります。
ネットなどで稼いだ所得が38万円以上であれば、所得税が発生するため、確定申告を行う必要があるのです。そして、専業主婦の方は旦那さんの扶養に入っていると思いますが、この旦那さんの扶養控除にも、影響が出てきて旦那さん側の税金が高くなってしまいます。
38万円以上76万円未満であれば、特別扶養控除の対象にはなりますが、専業主婦時代に比べるとやはり旦那さん側の税金も高くなってしまう事になります。
それなら専業主婦は在宅ワークでガッツリと収入を得ることを控えたほうが、結果的にいいのではないか？と考えた方もいらっしゃるでしょう。
確かに38万以下の収入であれば、一番めんどうなことがなく収入を得られる金額と言えるでしょう。しかし、サラリーマンの副業でもお話ししたように、所得＝売り上げ－経費のことを言います。経費に出来るものはめんどくさがらずにしっかり領収を取っておいたり、メモを取っておいて経費に計上できるようにしておきましょう。
そして、がっつりと事業として収入を得る場合には、青色申告の手続きを行っておけば、10万または65万円の控除が受けられるようになります。青色申告をして、65万の控除を受けられれば売り上げが100万円あったとしても35万円の所得ということになりますので、夫の扶養から外れることもなくなります。
≪参考≫
こういう制度をしっかりと活用することで、十分な節税対策が出来ると思いますので、しっかりと勉強しておきたいものですね。
