仕事の経費が家計を圧迫?!家計のお金と仕事のお金を分けるコツ

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最近、知合いのFさんからこんな相談を持ち掛けられました。

夫の仕事の経費が嵩んで家計にお金を入れてくれない

Fさんの夫はサラリーマンなのですが、仕事の経費は立て替えてから後で請求するそうです。接待という名の飲み会も多く、仕事柄なのか飲みに行く場所や食事をする場所は高級店が多いとのこと。また、接待や仕事の都合で帰りは午前様になることがほとんどで、タクシーを使って帰ってくるというのです。

私はその業界について詳しいわけではないので、何とも言えませんが、個人的に思ったことは「何ともバブリーな!」という事。

Fさん宅はご主人が主に家計の管理をしていて、奥様は一定の生活費を受け取り生活しているようです。その為、奥様はご主人がどのくらい経費として立て替えていて、夫の小遣いがどのくらいなのか、他にどのような支出があるのか、家の貯金額はいくらなのかなども把握されていないそうです。

そして、ご主人の支出が嵩み、一定の生活費が貰えなかったり遅延するという事態に陥ってしまう事もあるというのです。

奥様は、夫ばかりお金を使っていい思いをして、自分はろくに生活費も貰えず我慢ばかりさせられていると嘆かれていました。

それもそのはず。ご主人は平日深夜まで仕事や飲み会で帰ってこず、休日は疲れたからと寝て過ごすか、スポーツジムなどへ1人で出かけて行ってしまう。Fさん宅には小さいお子さんもいらっしゃるので、ずっと奥様は子どもたちの面倒をみながら家事をこなす生活。

仕事だと言われれば文句は言えないと仰っていました。

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そもそも家計管理は出来ているのか?

私が最初に思ったのは、ご主人はちゃんと家計管理が出来ているのか?ということ。

経費が嵩んだからと生活費も渡せない状態が続くのはさすがにおかしいのではないか?経費なんだからしっかりと職場に申告をして返してもらえない物なのか?と思ったのです。

もしかしたら、経費と実費の境目がご主人の中でも曖昧になっているのではないか…と。

もしも、そうだとしたら大変です。しっかり管理が出来ていない人に家計を預けたままではその内破綻してしまう可能性もあります。

そこでこんな提案をしてみました。

経費は別口座で管理して家計と切り分ける

これは個人事業主にも言える事ですが、経費と家計費用はしっかりと切り分けて管理する必要があると思います。その為、まず経費用の口座を別に用意してそこにある程度まとまったお金を入れておいて、その口座からやりくりをしてもらう方法。

そうすることで、家計に仕事を持ち込むことが無くなり、経費と実費との境界線をキッチリと明確に分ける事ができます。

経費の口座を設けることで、経費をどのくらい使ったのか把握できるだけでなく、しっかりと会社に申告して口座内でやりくりしなくてはいけないという意識付けにもなるので有効な方法だと思います。

Fさん宅の場合、ご主人がきっちり家計管理が出来ているとはお話を伺ったなかでは到底感じ取れなかったので、出来る事なら経費の口座のやりくりをご主人にはまずはしっかりと行ってもらって、家計費は奥様がしっかりと管理した方がいいのではないか?ともお話しさせていただきました。

結果的に

奥様は経費に入れる「ある程度のお金」も家の貯金にはないのではないかとおっしゃっていました。そしてやはり、お金の話をご主人にすると「稼いでるのは俺だ!」と言われて話が進まないということで、断念されているようです。

こういう旦那さんはネットの相談なんかを見ていても、世の中に結構いらっしゃるようですね。

家計の基本は「俺の金・私のお金」ではなく「家族のお金」という認識がないと、うまくやりくりが出来ないように思います。

まずはそういった根本的な意識改革を行う必要がFさん宅にはあるように感じました。

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